アリアンスペース社東京事務所の高松聖司代表が国家功労勲章を受章 [fr]
アリアンスペース社東京事務所の高松聖司代表が12月19日、ティエリー・ダナ駐日フランス大使より、国家功労勲章オフィシエを伝達されました。
高松氏は1981 年、東京大学工学部航空学科修士課程を修了、富士重工業株式会社に入社しました。同社航空事業本部で航空機構造設計、宇宙機開発プロジェクトに従事。再使用可能な無人宇宙往還機HOPEの開発にも携わりました。
1992 年6月にアリアンスペース社に入社、フランス語を短期間でマスターし、日本の顧客とアリアンスペース本社の技術調整支援に従事しました。1998 年より東京事務所副代表として日本市場を担当、2008 年4 月にアリアンスペース社東京事務所代表に就任しました。高松氏は精力的な仕事ぶりと高い技術的能力、魅力的な人柄で、アリアンスペースの国際業務の発展に大いに貢献しました。入社以来20年余りで、アリアンスペースは日本の商業衛星打ち上げの75%を請け負いました。これは同社売上高の10%から15%を占めます。
今般の叙勲は、ハイテク、信頼性、補完性を併せ持つ日仏の長期的な関係に改めて光を当てるものです。アリアンスペースはヨーロッパ宇宙機関が開発したアリアンロケットの打ち上げを実施するため、1980年に共同で設立されました。現在、ヨーロッパ10カ国の企業が出資し、世界の人工衛星打ち上げ市場の約半分を占めています。