国連気候変動パリ会議が閉幕 [fr]

 先例のない課題に粘り強く取り組み、パリ協定の採択に至った国連気候変動パリ会議(COP21)の日々をまとめました。

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12月12日(土):パリ協定を全会一致で採択

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 「会場からの異議なしにより、気候のためのパリ協定の採択を宣言します」。ローラン・ファビウスCOP21議長はこの言葉をもって、ル・ブルジェ会場で2週間にわたって続いた粘り強い交渉に幕を下しました。195カ国が一堂に会した本会議場では、気候変動対策の新しい枠組みに関する歴史的合意「パリ協定」の採択に拍手喝采と喜びの声が長く続きました。なお協定の署名は同日ではなく、国連事務総長が2016年初めに開催する式典で行われる予定。

12月11日(金):交渉担当者にとって長い1日

19時30分:ファビウスCOP21議長は記者団を前に、密度の濃い交渉の一日を振り返りました。翌朝9時の全体会議で合意文書案の最新版を公表することに改めて意欲を示しました。

12時30分:交渉担当者は2日連続の徹夜作業の後、必要な妥協点を見いだすために再び作業に取り掛かりました。ファビウスCOP21議長と潘基文国連事務総長は12時30分ごろ、記者会見を開きました。

 ファビウス議長は冒頭で「我々は道のりのほぼ終わりに来ました。私は楽観的です」と述べ、「明朝9時に全締約国に合意文書案を提示できる」見通しを明らかにしました。潘事務総長は何よりもまず、ファビウス議長の「外交努力」に敬意を表し、「交渉担当者は野心的で強力な合意に到達できると確信しています」と述べました。

12月10日(木):さらなる徹夜作業の見通し

 ファビウスCOP21議長は21時に招集したパリ委員会の新たな会合で新しい合意文書案を提示し、23時30分までに検討するよう各国の代表者に伝えました。196カ国・地域はファビウス議長が主宰する「インダバ」形式の会合で再び集まります。これは「解決インダバ」と議長が形容する会合で、妥協点を探ることが目的です。

12月9日(水):交渉の新しい土台

20時:ファビウスCOP21議長はパリ委員会の全体会合で新しい作業方法を提案しました。それは代表団長級の「インダバ」形式の2つの会合です。議長は「我々は今夜、合意文書の全体的なバランスを構築し、最終合意に向けて政治的な争点を解決するために前進しなければなりません」と説明しました。

15時:新しい合意文書案が当初予告の13時より遅れて15時に、パリ委員会の全体会合で公表されました。ファビウスCOP21議長は成し遂げられた進展を歓迎しました。文書案は当初の43ページから29ページに減ったほか、括弧で囲まれた部分の4分の3が削除されました。ファビウス議長は「我々は前進しましたが、まだ作業が残っています」と気を引き締めました。「3つの横断的問題をめぐって突っ込んだ議論が必要です。それは差異化、資金調達、合意の野心レベルです」。196カ国・地域はパリ委員会が再び会合を開く20時まで、この新しい交渉の土台を検討します。

12月8日(火):新しい合意文書案を水曜日に公表

 ファビウスCOP21議長は水曜日13時、ADPの文書を土台として、ADPの調整役の助言に基づいて修正を加えた上、先に伝えられた調整役の勧告によって補完した「更新」版を196カ国・地域に提示すると発表しました。

12月7日(月):パリ委員会の初会合

 パリ委員会は最初の全体会合を開きました。調整役は前日から進められた協議のまとめを報告しました。

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丸川珠代環境大臣とローラン・ファビウスCOP21議長
© F. de La Mure/MAEDI

12月6日(日)~11日(金)

 第2週はフランスがCOP21議長を全面的に担います。環境大臣、外務大臣、交渉団長らが率いる196代表団が12月5日に提出された文書案をめぐる交渉を再開します。議長国フランスは第1週の成果を踏まえながら、締約国・地域と協議した後、196締約国・地域に作業の継続方法を提案します。

12月5日(土)

 ADP両議長の下で進められた作業の最終日、両議長は第1週の交渉の成果である文書案を議長国フランスに提出します。

12月1日(火)~12月4日(金)

 196締約国の交渉担当者がADP作業部会で将来の枠組みについて協議。作業はADP両共同議長の権限下で進められます。

 並行して、実施に関する補助機関(SBI)と科学上および技術上の助言に関する補助機関(SBSTA)がより技術的な側面に関する作業を続けます(特に京都議定書の枠内で、気候変動に関する現行政策の実施状況のフォローアップなど)。

11月30日:首脳会合

 ローラン・ファビウス外務・国際開発大臣は10時、COP議長の役割を正式に与えられました。フランソワ・オランド大統領とローラン・ファビウス大臣の招待に応じた147カ国の首脳が演説する首脳会合開催。

11月29日:ADP開幕

 「合意案を仕上げるために代表者に許された極めて限られた時間を最大限に有効活用」したいとするADP*のアーメッド・ジョグラフ(アルジェリア)、ダニエル・リーフシュナイダー(アメリカ)両共同議長の要望に応じて、事務協議を前倒しで17時に開始。

※ 強化された行動のためのダーバン・プラットフォーム作業部会(ADP)は2011年のCOP17で、国連気候変動枠組条約の枠内で、新たな「議定書、別の法的手段、または法的効力を有する共通合意文書」を策定するために設立されました。この合意は2020年の発効をめざし、2015年に採択される予定。
 

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気候世代スペース
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報道資料(フランス語)
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アクションデー
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動画で見るCOP21
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レポートまんがCOP21
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インフォグラフィックで見るCOP21
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数字で見るCOP21
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気候変動ウェブドキュメンタリー

最終更新日 31/12/2015

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