ファビウス外務・国際開発大臣が「朝日地球環境フォーラム2015」にビデオメッセージ [fr]

 国連気候変動パリ会議(COP21)の議長を務めるローラン・ファビウス外務・国際開発大臣は10月1日、東京・帝国ホテルで開催中の朝日新聞社主催による国際シンポジウム「朝日地球環境フォーラム2015」にビデオメッセージを寄せました。

 朝日地球環境フォーラムは年に1度、政治、経済、メディア、研究などの各界で気候変動対策に取り組む著名人が一堂に会する大規模なシンポジウムで、今年は「京都からパリへ、やさしい明日へ~脱炭素社会への道筋」をテーマに掲げています。ティエリー・ダナ駐日フランス大使も、年末に開催されるCOP21に向けた重要なステップとなる本フォーラムの全体会議に出席しました。

ローラン・ファビウス外務・国際開発大臣のメッセージ

 こんにちは。

 気候変動の現実はもはや異論のないものです。この気候変動は、我々すべてにかかわることであり、今世紀末までに地球が4度、5度、6度上昇したら恐ろしい結果をもたらすとされますが、このような壊滅的な温暖化を避けるには、世界レベルで断固とした行動を取らなければなりません。

 パリで12月に開催され、私が議長を務めるCOP21の目的は、まさしく気候変動の対策に取り組むことです。これは大変大きな挑戦ですが、私は普遍的かつ野心的な合意は可能だと確信しています。温室効果ガスの主要排出国の多くは、前例のないような約束草案あるいは取り組みを発表しています。

 日本も例えば「緑の気候基金」への拠出を発表しています。日本はパリ会議やさらにその先で、この挑戦の推進役とならなければなりません。なぜなら、もし我々全員がパリでの成功を望んでいるとしても、我々の努力は続けられなければならないからです。多大な温室効果ガスの排出国として、研究や開発のリーダー国として、ODA大国として、そして来年のG7議長国として、日本は果たすべき特別な役割を持っているし、これから先も持つでしょう。

 というのも、地球温暖化を1.5度から2度以下にとどめるという目標を達成したいならば、我々のような大国は常に先を行き、野心的な計画を展開させなければならないからです。また、市民社会や世論、企業、地方自治体を結集することも不可欠です。それゆえに、朝日新聞社によって企画されたこのような重要なフォーラムが東京であることをとても嬉しく思います。

 年末にパリで開催されます会議の成功は、我々みんなが手を携えて気候変動に立ち向かえるかどうかにかかっています。「みんな」とはつまり、国や政府だけではなく、企業や市区長、研究者、市民です。というのも、気候の変動によって課されたこの挑戦は、私たちの生産や消費形態の根本的な変化を、さらには生活様式の変化をもらたすからです。

 私たちが進む道を示し、私たちが必要とする解決策を提示するであろう国々の一つに、日本がなり得ることを私は知っています。日本での成功は、必要不可欠であるパリ会議の成功に貢献することになり、ひいては私たちの地球の保全にも寄与するのです。ありがとうございました。

最終更新日 01/10/2015

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