「ニキ・ド・サンファル展」が国立新美術館で開催 [fr]

 「ニキ・ド・サンファル展」がフランス国立美術館連合グラン・パレ、ビルバオ・グッゲンハイム美術館に続いて、東京・六本木の国立新美術館で12月14日(水)まで開催されます。

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ニキ・ド・サンファル《愛万歳》 1990年
Yoko増田静江コレクション/© 2015 NCAF, All rights reserved.

 ニキ・ド・サンファル(1930-2002)は20世紀半ばを代表する美術家の一人でありながら、彼女の作品の豊かさや複雑さはまだ十分に明らかにされていません。存命中に国際社会で評価され、またメディアでも活躍した、最初の女性美術家の一人に挙げられます。ニキはウォーホールと同時期にマスメディアをうまく活用し、自身の作品の評価を巧みに操った一人でもあります。

 芸術を独学したニキ・ド・サンファルは、ガウディー、デュビュフェ、ポロックから着想を得て、1950年代末より時代の風潮や動きから離れた独自の世界をつくり上げました。ニキの画家としての道のりは主要なテーマや神話に基づく創作によって昇華され、これらのテーマはのちに彼女の芸術を構成していきます。作品の楽しさや色の鮮やかさといった要素は注目されている一方、暴力、約束、過激さといった側面は忘れられがちです。パフォーマンスの大胆さ、作品にこめられた政治的・フェミニズムの内容、公的な場での作品制作に対する熱意などがその一例です。

 ニキ・ド・サンファルの大回顧展としては約20年ぶりとなる本展覧会は、画家、アサンブラージュ作家、彫刻家、版画家、パフォーマー、実験映画作家など、ニキの芸術家としてのあらゆる側面を取り上げ、新たな角度から作品を見つめなおしています。未発表作品を多く含む151点におよぶ作品やアーカイブを通じて、美術家・ニキの歩みを年代別またテーマ別にたどることができます。

 本展覧会はフランス国立美術館連合グラン・パレ、ビルバオ・グッゲンハイム美術館に続き、日本で開催されます。ニキ・ド・サンファルは、ニキの作品の熱心なコレクターであり、ニキ美術館(2011年に閉館)創立者の故Yoko増田静江氏を通じて、日本と特別な関係を築きました。増田氏のコレクションから厳選された大作も、国立新美術館に展示されます。

会場 国立新美術館
会期 9月18日(金)~12月14日(月)
休館日は毎週火曜日。ただし9月22日(火・祝)と11月3日(火・祝)は開館、11月4日(水)は休館となります。
公式ホームページ

最終更新日 24/09/2015

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