三國清三氏がレジオン・ドヌール勲章を受章 [fr]

 日本のフランス料理界を代表するシェフ、三國清三氏が9月18日、ティエリー・ダナ駐日フランス大使により、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエに叙されました。フランス大使公邸で行われた叙勲式には安倍昭恵総理大臣夫人をはじめ、大勢の招待客が出席しました。

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日本のフランス料理界を代表する三國清三シェフ
© 在日フランス大使館

フランス料理に捧げた生涯

 1954年に北海道増毛町で生まれた三國氏は、生涯にわたってフランス料理の普及に努めています。16歳で札幌グランドホテルの厨房に入った後、村上信夫シェフが料理長を務めていた東京の帝国ホテルで修業を続けました。

 1974年、村上料理長の推薦で在スイス日本国大使館の料理長に就任、約4年間勤務しました。そのかたわらでスイスの一流料理人フレディ・ジラルデに師事し、彼のレストランで味と食感の洗練、素材の尊重を追求しながら腕を磨きました。さらにトロワグロやアラン・シャペルをはじめ、フランスで最も有名なシェフの下で修業を重ねました。

 1983年に帰国、ビストロ・サカナザのシェフを経て、東京・四谷の古い一軒家を購入し、オテル・ドゥ・ミクニを開店しました。今では料理はもとより、厳選されたワインやパティスリーでも知られる、日本のフランス料理界を代表する名店の一つになりました。

フランスの魅力を日本に広めて約40年

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ティエリー・ダナ大使と三國清三氏
© 在日フランス大使館

 彼の名前はフランス料理シェフの代表格として、日本のみならず世界中で知られています。フランスの農産品やその品質、フランス料理のノウハウ、より広義にはフランスの生活美学と美食を広める親善大使的な存在です。

 三國氏は40年近く、世界各地の最高級のレストランやホテルでミクニフェスティバルを開催し、フランス料理の紹介に尽力しました。1989年にニューヨークと香港で開催したのを皮切りに、タイ、オーストラリア、ケニヤ、さらにパリのオテル・ド・クリヨンでも開催しました。この取り組みは大きな成功を収めました。1993年、ロンドンのホテル「ザ・バークレー」で開催した際には、エリザベス女王も来訪しました。

 大規模な国際会議や公式夕食会でも手腕を発揮しています。一例として、フランソワ・オランド大統領が2013年に国賓訪日した際、安倍晋三総理大臣が主催した昼食会で腕を振るいました。フランスに貢献した業績は、これまで幾度となく認められています。2003年にはフランス共和国農事功労章シュヴァリエを、2010年には同章オフィシエを受章しました。

人の役に立つ活動に取り組む

 三國氏は『世界の子どもにワクチンを』のためのチャリティイベントや子どもの味覚教育、人と環境に優しい農業のための活動などにも取り組んでいます。フランス大使館が2011年7月14日、東日本大震災の被災者に連帯と友情を表すため、フランス革命記念祝賀レセプションを福島県郡山市で開催したときにも、日仏のシェフやパティシエと並んで会場で料理を振る舞いました。

最終更新日 30/12/2015

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