ギリシャ国民投票、仏独首脳が共同記者会見 [fr]

 フランソワ・オランド大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相は7月6日、ギリシャの国民投票を受けて会談した後、共同記者会見に臨みました。

仏独首脳の発言全文

 オランド大統領:皆さま、アンゲラ・メルケル首相と私は、ギリシャの国民投票の翌日に会談することで合意していました。アンゲラに今日パリに来ていただいたことに感謝します。

 我々は結果を認めるとともに、ギリシャ国民の投票を尊重します。というのもヨーロッパは民主主義だからです。今日一堂に会し、ユーロ圏にとどまる意思を全体で再確認したギリシャのすべての民主主義政党のメッセージも聞きました。

 議論の扉は開かれています。アレクシス・チプラス政権はユーロ圏にとどまる意思を、期間を定めた計画とともに表すべく真剣で信頼できる提案を示す責任があります。

 ギリシャは安定したルールによってユーロ圏に長くとどまる必要があるからです。ユーロ圏にとってもそうです。

 我々は火曜日にユーロ圏首脳会議を開きますが、各国首脳はギリシャから示された提案に基づいて態度を決めなければなりません。とはいえ、もはや多くの時間はなく、緊急を要する点を強調します。ギリシャにとっても、ヨーロッパにとっても事態は切迫しています。可視性と信頼性の問題であり、あえて申し上げるならば尊厳の問題です。

 ヨーロッパはこの責任に直面しています。ヨーロッパ建設は単に経済、通貨、金融の面にとどまりません。ヨーロッパは価値観、原則、概念の上に築かれた一つのまとまりです。我々の大陸だけにとどまらない世界観、自由、開放、尊重に基づく概念です。

 このヨーロッパには、連帯があります。連帯はヨーロッパの至る所にあります。連帯はさらに一段と発揮されなければなりません。しかしながら責任もあります。この責任と連帯のバランスが、今後数日の行動指針となります。

 アンゲラにお越しいただいたことに改めて感謝し、ご発言をお願いしたいと思います。

メルケル首相:ありがとうございます。ギリシャ国民の決定を受けて、今日こうしてパリに来たことを大変嬉しく思います。我々はこの決定を尊重します。国民投票は国民が主権を持つ民主主義国家の投票であり、我々はこの決定とともに生きなければなりません。

 この投票に対して、ほかの18カ国がどのような態度を示すか、我々がどのような手段を見いだすかという問題も生じています。共通の解決を見いだすため、今日意見を交換できるように私を招いていただいたことに感謝したいと思います。

 我々は議論の扉は開かれていると確かに述べました。ユーロ圏首脳が明日集まる理由もそこにあります。

 それと同時に、ヨーロッパ安定メカニズムの具体的な計画をめぐる新たな交渉に入るための事前条件はまだ整っていません。我々がギリシャの首相の完全に明確な提案、ギリシャが繁栄を回復できるような計画を待っている理由もそこにあります。こうした提案は今日生じている状況の出口を見いだすためにも緊急を要します。

 我々を統治するものは、まさしくフランスの大統領が述べたとおり、ヨーロッパの原則です。一つには連帯、我々はギリシャに対して、これまで多くの連帯を示してきました。最後に示した提案は極めて寛大な内容でした。そのうえヨーロッパは今日、テロリズムや難民などの重大な課題に挑まなければならない時代にあるだけに、一致結束していくほかにありません。各国がそれぞれの責任を負う必要があります。我々はほかの18カ国の反応も見ますが、これもまた民主主義であり、我々には共有された主権があります。というのも我々は同じ通貨を持っているからです。すなわち全員が責任を負い、連帯を示さなければならないのです。

 ありがとうございます。

最終更新日 08/07/2015

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