第3回「後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞」授賞式 [fr]

 今年で3回目を迎える「後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞」授賞式が5月27日、東京のフランス大使公邸で開催されました。

JPEG - 234.6 kb
第3回後藤ブルダリ科学賞を受賞した松尾幸憲、片野田耕太両氏、ティエリー・ダナ駐日フランス大使、後藤ブルダリ協会の角田代表

日本人の亡妻を追悼するために創設された「後藤喜代子・ポールブルダリ癌基金協会」

 アレバ社に長く在籍したフランス人エンジニアのポール・ブルダリ氏は、2007年3月に肺がんのため66歳で亡くなった妻の後藤喜代子への追悼を 兼ねて、2012年4月に自ら財団を設立しました。その目的はがん撲滅に寄与すること、とりわけ「がん(特に肺がん)撲滅に寄与する基礎医学および臨床医学に関する優秀な学術論文を著した日本人研究者を顕彰する」ことです。

 ポール・ブルダリ氏は5億円(約380万ユーロ)を投じて同財団を設立。毎年総額500万円(約3万8,000ユーロ)が、選出された日本人研究者に贈られます。東京大学大学院医学系研究科・呼吸器外科の中島淳教授が、日仏7人の研究者で構成される選考諮問委員会委員長を務めています。フランス人委員には、フランス・タバコ中毒予防局長を務めるパリ大学医学部付属ピティエ=サルペトリエール病院・呼吸器内科のベルトラン・ドゼンベルグ教授も含まれます。

第3回科学賞、2人の日本人研究者が受賞

 第3回後藤ブルダリ科学賞は、国立がん研究センター・がん統計解析室長の片野田耕太氏が受賞しました。研究目的はさまざまなタイプの癌の発症リスクへの喫煙の影響を明確にすることで、約30万人の日本人を対象に10年以上にわたって実施された大規模なコホート研究に対し、賞金400万円が授与されました。

 同特別賞は京都大学大学院医学研究科の松尾幸憲氏が受賞し、賞金100万円が授与されました。松尾氏は定位放射線による肺がんの新治療の臨床研究を行いました。

 今年はブルダリ氏が来日できなかったため、ティエリ-・ダナ駐日フランス大使列席の下、後藤ブルダリ協会の代表を務める角田氏から受賞者2人に各賞が授与されました。授賞式は大使公邸で開催され、両受賞者は式に先立って行われた記者会見で記者の質問に答えました。授賞式には国立がん研究センター理事長の堀田知光氏をはじめ、招待客80人近くが出席しました。

最終更新日 17/06/2015

このページのトップへ戻る