コレージュ・ド・フランス教授のアラン・フィッシャー博士が日本国際賞授賞式に出席 [fr]

 2015年日本国際賞の授賞式が4月23日、天皇、皇后両陛下を迎えて、東京国際フォーラムで開催されました。「医学・薬学」分野で受賞したコレージュ・ド・フランス教授、ネッケル小児病院イマジン遺伝性疾患研究所所長のアラン・フィッシャー博士に賞状や賞碑などが手渡されました。

アラン・フィッシャー 博士
アラン・フィッシャー 博士
国際科学技術財団
受賞者を祝福される天皇陛下
受賞者を祝福される天皇陛下
国際科学技術財団

 Japan Prize(日本国際賞)は科学技術の進歩に顕著な貢献をした科学者・研究者を、国籍を問わず、顕彰する賞です。授賞対象分野は毎年、科学技術の動向を勘案して、「物理、化学、工学」領域と「生命、農学、医学」領域でそれぞれ決められます。アラン・フィッシャー博士は遺伝子治療の研究とその臨床応用が認められて、1970年代からこの分野の先駆的存在だったセオドア・フリードマン博士(アメリカ)とともに受賞しました。両博士には国際科学技術財団から賞状と賞碑、賞金5,000万円が贈られました。

 アラン・フィッシャー博士は今年「生命、農学、医学」領域で選定された「医学・薬学」分野で、すでに高い知名度を得ていました。世界で初めて遺伝子治療を臨床応用し、その効果を実証したからです。特に1999年、生まれながらに免疫不全症を患っていた子どもに、ウイルス因子によって遺伝子を組み換えた造血幹細胞を移植することで、機能的リンパ球を持続的に生成させることに成功しました。

 日本国際賞が1985年に創設されて以来、フィッシャー博士はフランス人として5人目の受賞者です。過去4人の受賞者のうちリュック・モンタニエ博士(1988年)とアルベール・フェール博士(2007年)は、後にノーベル賞を受賞しています。

最終更新日 12/05/2015

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