日本のベンチャー企業イデアクエストがフランスに進出 [fr]

 東京都大田区に本社を構える慶応義塾大学発のベンチャー企業、株式会社イデアクエストがフランス北西部のカーン市(バス・ノルマンディー地域圏)に進出し、ヨーロッパ市場参入を果たしました。

2015年3月26日

 イデアクエストは赤外線輝点投光器と輝点撮像カメラを組み合わせた視覚センサーを用いた認知症患者用非接触ベッド見守りシステムや、成人・新生児を対象とする呼吸機能診断装置などの製品開発を専門とするベンチャー企業です。

ベンチャー企業支援プログラム「ファスト・フォワード・ノルマンディー」

 バス・ノルマンディー地域圏の経済開発局MIRIADEは、2014年10月よりベンチャー企業向け財政支援プログラム「ファスト・フォワード・ノルマンディー(FFWD Normandie)」(産業分野、国籍は不問)を開始しました。参加企業はフランスで事業を立ち上げる際に必要となる法規、財務、マーケティング、経営の各面で直接指導を受けられるとともに、カーン・コロンベル大学のテクノロジーキャンパスを6カ月間無償で利用できます。

 イデアクエストは2014年10月、フランス貿易投資庁日本事務所(旧対仏投資庁)およびMIRIADEから情報提供支援を受け、本プログラムに申請しました。同社は数カ月後、応募企業50社の中から最も革新的な企業上位8社に選出され(フランス企業6社、スイス企業1社、イデアクエスト)、ヨーロッパで事業を開始しました。フランスの地方自治体による支援プログラムに参加したことで、迅速な国際展開が可能となりました。

スタートアップ企業・中堅企業を優遇するビジネス環境

 フランスは2014年、起業数でヨーロッパ・トップを記録、スタートアップ企業・中堅企業を優遇するビジネス環境を提供しています。世界最大規模のデジタル産業インキュベーター「ラ・アール・フレシネ(La Halle Freyssinet)」では2016年に1,000社を超えるベンチャー企業の収容を見込む一方、「フレンチテック(French Tech)」推進都市では促進プログラム50件以上が展開されています。

 国レベルでもスタートアップ企業支援を優先課題に掲げ、既存のイノベーション財政支援の継続、スタートアップ起業者向けビザ(Visa Entrepreneur)開設、100万ユーロを上限としたスタートアップ企業財政支援法を制定しました。加えて、企業の行政機関での事務手続き簡略化や法規簡素化にも長年にわたって取り組んでいます。

- フランス貿易投資庁日本事務所プレスリリース(PDF - 199.2 ko)

最終更新日 02/04/2015

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