アニック・ジラルダン開発・フランコフォニー担当大臣が第3回国連防災世界会議で演説 [fr]

仙台、2015年3月14日

 議長、
 閣僚各位、
 代表団長各位
 ご列席の皆さま、

 災害はもはや自然現象に起因するものではありません。少なくとも完全に自然要因によるものではありません。仙台で会議が開催される前に公表された最新のデータが示しているように、いわゆる自然災害による被害の87%は気候変動が原因です。人間がこの地球温暖化を、すなわちこれらの災害を引き起こしているのです。

 この第3回国連防災世界会議は、何よりもまず明晰さの呼びかけです。

 明晰さというのも、気温上昇を2度以内に抑える道筋に人類を引き戻す合意を見出すため、今年12月にパリで妥結できなければ、我々がさらに陥るであろう気候的混乱が無視できなくなるからです。

 明晰さというのも、気温上昇が2度以内でも、最脆弱国の住民は気候変動のたびたび深刻な影響にさらされるからです。

 私は昨年9月、サモアで開催された小島嶼開発途上国国際会議の枠外で、津浪やサイクロンで甚大な被害を受けた沿岸の小村を訪れました。海面上昇によって村民は山腹のより高い所に住居を移転することを余儀なくされました。この高台移転は過去数世代の間にすでに2回行われています。

 これは一例にすぎませんが、この種の災害に対処しなければならない政治家や市民にとって、この事例が示唆に富むことを認識しています。というのも住居が打撃を受ければ、日常生活が脅かされ、我々の安全の中核が打撃を受けるからです。

 これらの現象の一つが、ここに出席されているヴァヌアツを襲いました。私から同国に我々の全面的な支援を表明します。オランド大統領はフランスがヴァヌアツを支援すると表明しました。私はフィリピンの住民に甚大な被害をもたらした台風も念頭に置きます。これらの現象は残念ながら、気候変動に対して無為無策であれば、将来、我々の身に起こる不吉な予告編にすぎません。

 この第3回国連防災世界会議は、連帯の呼びかけでもあります。我々が災害で被害を受けるたびに、逆境に対して連帯がどれほど重要であるかを思い知らされます。地震や台風のみならず、感染症に対しても同様です。

 この連帯は、日本人が2011年の大震災後に示したように、しばしば国の内側で発揮されます。私はこの連帯に敬意を表したいと思います。

 この連帯は、国境を越えることもよくあります。それはエボラウイルス病に対しても証明されました。国際社会は疾病を食い止めるために立ち上がっただけでなく、治療法を見つけるためにも協力しました。今日、感染国ではこの危機の終息に向けた希望も出てきています。

 この連帯は、すべての主体、人道支援活動家――この場を借りてその働きに改めて敬意を表したいと思います――さらに企業によっても示されています。

 この第3回国連防災世界会議は、行動の呼びかけです。ローラン・ファビウス外務・国際開発大臣は昨日、危機の予見と未然防止を可能にする警報システムを各脆弱国に導入するため、国際社会の動員を呼びかけました。気候変動のような不安定化をもたらす脅威に対して、我々は生命を救うことができる具体的な解決策をもたらさなければなりません。

 フランスはこうした見地から、ここで討議中の2015年以降の防災行動枠組みに関する作業を歓迎するとともに、国連気候変動パリ会議が行動のためのプラットフォームになることを祈念します。

 これは我々が解決アジェンダと呼んでいるものであり、気候変動の影響を受けている、または受けるであろうすべての人に具体的な解決策をもたらすものです。これらの具体的な解決策は無論、危機対応の段階を経ます。

 とはいえ何よりもまず、未然防止の段階を経ます。フランスがアフリカで実行するすべてのインフラ計画について、気候変動の影響に対する「耐性テスト」を実施することを決めた理由もそこにあります。我々はこの経験を共有する用意があり、自然災害の影響により生じるコストの削減にもつながります。

 ご列席の皆さま、

 フランスは世界5大陸に領土を有することから、我々がどれほど自然災害に対して脆弱であるかを身をもって経験しています。フランス本土でも、海外県・海外領土でも、我々は被害を受けた災害から教訓を引き出し、リスクの未然防止に関する専門的能力を培ってきました。この経験は日々蓄積されています。我々はこの経験も共有し、気候リスクに最もさらされる諸国のために役立たせる用意があります。

 我々は気候変動に対して、自然災害に対して、明晰さを保つとともに、これまで以上に連帯し、行動する決意を持たなければなりません。

最終更新日 27/03/2015

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