ローラン・ファビウス外務・国際開発大臣が「フランス美食」夕食会であいさつ [fr]

 ローラン・ファビウス外務・国際開発大臣は3月14日、東京・港区のフランス大使公邸で開催された「フランス美食」夕食会であいさつを行いました。

東京、2015年3月14日

 私たちは皆さまのおかげで、フランスの美食を囲む友好の夕べにこうして集まることができました。美食の大家ブリヤ=サヴァランは次のように書いています。「国民の盛衰はその食べ方いかんいよる」。オーギュスト・エスコフィエは19世紀末から20世紀初めにかけて活躍したフランスの最も有名な料理人ですが、「料理術は外交の最も昇華された形の一つである」と書いています。これが今夜の趣旨を説明しています。私は同僚であり友人であるフランスの国防大臣と同席し、天から星の雨が降るほど多くの星を獲得しているシェフたちに囲まれています。

 ここにお集まりの日本の皆さまはフランスが好きであり、ここにいるフランス人はだれもが日本が好きです。フランスや日本を愛する最良の方法は、フランス料理と和食を愛することです。そもそもこれはフランスと日本の文明を近づける点の一つです。私は優れた文明には優れた料理がある、というよりもむしろ優れた文明がなければ、優れた料理は存在し得ないと考えています。日本とフランスを比較しますと、厳密さへのこだわり、よりよいものへの探究心、創造力という共通点があります。私のお隣の友人、西室氏は先ほど、ご自身の人生が13日の金曜日と縁があったと語られました。いつも13日の金曜日に良いことがあったとのことでした。今日は14日の土曜日ですので、私たちに良いことがあるでしょう。

 数日後にフランスの美食を祝うイベントが世界中で開催されます。私たちは世界中のレストラン1,500店でフランス料理を提供するキャンペーンを始めることを決めました。もちろん日本でも開催されますが、今夜は少しばかり先取りしたいと思いました。

 今夜はフランス人シェフが料理しますが、フランス料理を作る日本人シェフが大勢いますし、村田氏をはじめとする傑出した和食料理長もいます。

 今夜は美食を囲む日仏の友好の夕べです。友好の夕べを過ごすには、おいしい料理に舌鼓を打ちながら、おいしいワインを堪能するのが最良の方法ではないかと思います。ワインとシャンパンについて、最後に2人の偉人の言葉を引用します。最初はヴィクトル・ユゴーで、「神は水しか作らなかったが、人はワインを作った」と書いています。そしてウィンストン・チャーチルは兵士を慰問して、こう言いました。「諸君、肝に銘じたまえ、フランスのためだけに戦っているのではない、シャンパンのためにも戦っているのだ」

 美味しい食事を囲むこと、それが友情を祝う最良の方法です。シェフたちに感謝します。食事の最後に助手とともにごあいさつに戻ってきます。彼らが供した料理をどれほど堪能したか、その時に伝えましょう。

 フランスと日本の美食に、そして日本とフランスの友好を祝って杯を上げます。乾杯。

ファビウス大臣主催の夕食会(3月14日)
ファビウス大臣主催の夕食会(3月14日)
葛山健
ファビウス大臣主催の夕食会(3月14日)
ファビウス大臣主催の夕食会(3月14日)
葛山健
ファビウス大臣主催の夕食会(3月14日)
ファビウス大臣主催の夕食会(3月14日)
葛山健

最終更新日 18/03/2015

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