郷土色豊かなスピリッツ

Les autres spiritueux

フルーツブランデーはタンクで貯蔵、ヴィエイユ・プリューヌは例外的に樽貯蔵
フルーツブランデーはタンクで貯蔵、ヴィエイユ・プリューヌは例外的に樽貯蔵
Fotolia.com
リンゴ酒のシードルを蒸留して作るカルヴァドス
リンゴ酒のシードルを蒸留して作るカルヴァドス
Fotolia.com

 フルーツや植物をベースに地元の伝統製法で生産されるスピリッツが数多く存在します。ブランデー、リキュール、クレーム(甘口リキュール)などの形で、その土地特有の歴史ある銘酒があります。

 ブランデーやカルヴァドス、リキュールは、数多くのスピリッツと同様に、フランスの田舎や果樹園、山地を映した個性や香りがあります。フルーツ、シードル、植物、根など、その土地の産物が原料に使われます。少しずつゆっくりと味わう蒸留酒の典型です。

 有名なカルヴァドスを作るには、時に100種類を超えるノルマンディー産のリンゴを原料に醸造されたシードルを蒸留します。必要な期間、樽で熟成させた蒸留酒は食後酒としてはもちろん、ノルマンディー風に食事の合間に飲まれたり、リンゴジュースを加えて熟成させた「ポモー」を食前酒として楽しんだりします。

 ポワール・ウィリアムス、ミラベル、フランボワーズ、スリーズ(キルシュ)などのフルーツブランデーは、発酵やアルコール浸けの後、タンクに貯蔵されます。ヴィエイユ・プリューヌは例外的に樽に貯蔵されます。伝統的に食事の最後に飲まれますが、製菓や料理にも使われます。

 リキュールやクレームは香りづけした蒸留酒で、一定量の糖分を含み、クレームは糖分含有量がさらに高くなります。エコルス・ドランジュ、カシス、マント、ジャンシャンなど、香りの種類が極めて豊富で、そのままストレートで飲むのはもちろん、カクテルに入れたり、デザートのフランベに使ったり、ボンボンの中に入れたりと幅広い用途に使われます。

最終更新日 15/10/2015

このページのトップへ戻る