ラム

Le rhum

フレッシュなシナモンの香りのホワイトラムはティパンチやプラントゥールなどのカクテルに最適
フレッシュなシナモンの香りのホワイトラムはティパンチやプラントゥールなどのカクテルに最適
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サトウキビを原料とするラムの歴史は砂糖産業の歴史と深く関連
サトウキビを原料とするラムの歴史は砂糖産業の歴史と深く関連
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マルティニック産のラムアグリコルは唯一のAOC(原産地呼称統制)認定ラム
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マルティニック、グアドループ、レユニオンのラムはサトウキビの搾り汁から作られる
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ホワイトラムは3カ月の樽熟成に対し、オールドラムはオーク樽で3年以上
ホワイトラムは3カ月の樽熟成に対し、オールドラムはオーク樽で3年以上
AFP

 アンティル諸島名産のラムはサトウキビを原料とし、短期熟成、長期熟成のいずれも香りが豊かです。フルーツやスパイスと相性が良いのでカクテルのベースにはもちろんですが、オールドラムはそれだけで深い香りを楽しめます。

 マルティニック、グアドループ、レユニオン、ギアナなど、これらフランスの海外県では、ラムは地域の経済や文化と切っても切れない存在です。サトウキビを原料とするラムの歴史は、砂糖産業の歴史と深く結びついています。

 アジア原産のサトウキビは、クリストファー・コロンブスによってアンティル諸島に持ち込まれました。砂糖産業の発展に伴って2種類のラム製法が生まれました。1つはモラセス(製糖の過程で生じる副産物)を原料とするアンデュストリエル(工業的)製法、もう1つはサトウキビの搾り汁を原料とするアグリコル(農業的)製法です。

 ラムの種類は熟成期間によって、最も短期間(3カ月貯蔵)のホワイトラム、アンバーラム(12カ月以上樽熟成)、オールドラム(オーク樽で3年以上熟成)に分けられます。ニュアンスに富んだ味わいや、きちんと決められた飲み方が豊富にあることでも有名です。少しずつゆっくりと楽しみます。

 カクテルベースとしては、フレッシュなシナモンの香りのホワイトラムがティパンチやプラントゥールといったカクテルに最適です。熟成年数が刻まれたオールドラムは、洗練された複雑な香りで、最高級スピリッツと同じように食後に味わいます。

 より濃厚な香りのアンバーラムは、焼き菓子のババにかけたり、クリームの香りづけやクレープのフランベに使ったり、ラムに漬けたドライフルーツをブリオッシュやケーキに入れたりなど、製菓や料理によく使われます。

最終更新日 15/10/2015

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