大みそか、元旦

Saint-Sylvestre, Nouvel An

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年越しは友人と深夜までにぎやかに夕食を囲みながら迎えます
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 12月31日は1年の最後の日、喜びに満ちた心弾む夜の始まりです。「聖シルヴェストル(シルウェステル)のレヴェイヨン」や「元旦のレヴェイヨン」と呼ばれる宴会は、一般的に友人や家族の間で催され、新年恒例のあいさつ「ボナネ!(新年おめでとう!)」を心待ちにしながら過ごします。

 フランスでは、昔からずっと1月1日が元旦だったわけではありません。6世紀と7世紀には多くの地方で、元旦は3月1日に祝いました。9世紀のシャルルマーニュ(カール大帝)治世下では、年の初めはクリスマスでした。10世紀以降、カぺー朝時代では復活祭の日に新年が始まりました。1月1日に新年が始まるようになったのは1564年以降です。国王シャルル9世が1564年8月9日付のルシヨンの王令で、王国の暦を統一するために1月1日を新年初日と定めたのです。

 シルウェステルってどんな人?

 12月31日に祝われる聖人「シルウェステル」は年越しとはまったく関係がありません。グレゴリオ暦の偶然にすぎません。シルウェステルは第33代ローマ教皇でした。ローマ出身で、教皇の座に約22年間(314-335年)就きました。彼が教皇だった時代に皇帝コンスタンティヌス1世が改宗し、キリスト教がローマ帝国の公式宗教として認められました。シルウェステルはようやく平和が取り戻された社会で、教会を組織化する重責を担いました。

 深夜まで続く宴会、歓喜あふれる年越し

 伝統的に、年越しは友人とともに深夜までにぎやかに夕食を囲みながら迎える風習があります。午前0時を告げる12打目の鐘の音とともに宴会を一時中断し、招待客は新年のあいさつをします。そして宴会は深夜遅くまで続くこともあります。

 翌日の元旦は、家族や友人と願い事を交わし、新年に向けて誓いを新たにします。多くの国々と違って、フランスでは1月の第3週まで新年のあいさつをする習慣があります。

最終更新日 04/01/2016

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