お茶の水大学の室伏きみ子教授が教育功労章を受章 [fr]

 お茶の水大学の生物学教授、室伏きみ子氏が2013年4月8日、フロランス リヴィエール-ブリス科学技術参事官により、教育功労章シュヴァリエに叙されました。

JPEG - 78.8 kb
お茶の水大学の室伏きみ子教授

 室伏氏は長年にわたり、がん、痛み、老化をはじめとする医療・健康分野の研究にたずさわり、これまでに開発した新しい分子のうち、いくつかで特許を取得しています。

 1999年、室伏氏はフランスのストラスブールにあるルイ・パスツール大学に客員教授として招かれ、一連の講演や共同研究活動をしました。このフランス滞在を契機に、日仏間の大学・学術交流推進のために活動するようになります。

 室伏氏の尽力により、ルイ・パスツール大学とお茶の水大学の間で交流協定が締結されました。この枠組みの中で現在までに両大学の20名を超える研究者が相手国に派遣されています。室伏氏は「日仏共同博士課程」創設にも熱心に取リ組みました。幕を閉じることになる2010年までに、日仏の博士課程の学生が多数、この制度を利用し相互に留学することができました。

 2000年代、室伏氏は研究制度、科学と文化の相互関係、科学と社会の相互関係を学ぶために、フランスを含む諸外国を訪問し、この国際的な経験を学生交流や市民と科学者の対話のために生かしてきました。室伏氏の貢献で設立された奨学金基金のおかげで、毎年、お茶の水大学の学生1名がフランスに留学できるようになりました。また、日本学術会議と富山房インターナショナルが共催する交流の場「サイエンスカフェ」は室伏氏が中心となり、8年前から毎月1回実施されています。

 室伏氏の活躍の場は、大学・科学の領域を超え、広範にわたっています。数多い著書の中には児童向けの本も含まれます。最も恵まれない人々の支援に関する委員会をはじめ、政府レベルのさまざまな委員会の委員も務めています。

最終更新日 23/02/2016

このページのトップへ戻る