東北大学名誉教授野村正氏が教育功労章を受章 [fr]

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 東北大学名誉教授野村正氏が2013年3月、フランス大使館より教育功労賞オフィシエに叙されました。

 野村氏は教育者、研究者として素晴らしい業績を残してきました。今回の叙勲は長年にわたり、専門分野を超えて、日仏交流の推進に努め、大きな成果をあげた野村氏を称えるためのものです。

 養殖、軟体動物生物学、海洋生物化学をはじめとする海洋科学技術分野での活動を通し、野村氏は日仏交流に参加、支援するようになりました。フランス語を学んでいた野村氏は、フランス政府給費留学生試験に合格しフランスに留学。フランス国立自然史博物館のモリス・フォンテーヌ教授のもとで魚類のエストロゲンホルモンの研究をし、続いてパリ大学医学部のセダール教授のもとでも研究をしました。その後ブルターニュ西大学の客員助教授としてブルターニュ地方に滞在しました。

 フランスと日本の両日仏海洋学会が開催する日仏シンポジウムのほとんどに参加しましたが、単なる参加者ではなく、主催者の一人でもありました。このような科学的催しには野村氏のフランス語の知識が大いに役立ちました。新しい道を切り開きつつ、海産動物の生物化学を革新した野村氏は、一時代を画した著書「海洋生物の生理活性物質」を物にしますが、この中で取り上げられたテーマの多くは現在でも通ずるものです。

 牡蠣が大量死滅の危機にあった時、日仏の牡蠣個体群の交換に尽力しました。また大学の研究所やフランス海洋開発研究所(IFREMER)のラボラトリーと連携し3種のフランス牡蠣の研究に力を入れました。来日したフランスの若手研究者の多くが、公私にわたり野村氏のお世話になり、その優しく魅力的な人柄は多くの人が認めるところです。また沿岸整備にも関心を持ち、フランス滞在中にタラソテラピーを知り、その技術を日本に広めたパイオニアとなりました。

最終更新日 23/02/2016

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