富田修二氏が国家功労勲章を受章 [fr]

 ITサービスマネジメントフォーラムジャパンの富田修二理事長が3月22日、クリスチャン・マセ駐日フランス大使により、国家功労勲章シュヴァリエに叙されました。

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ITサービスマネジメントフォーラムジャパンの富田修二理事長
© Ambassade de France au Japon

 フランス語が堪能な富田氏は1975年、回線による通信網を研究するため、パリ南西郊イシー=レ=ムリノーのフランス国立宇宙研究センター(CNES)研究室で、フランスにおける最初の研修を行いました。2回目の研修ではレンヌのテレビ・電気通信共同センター(CCETT)でパケット交換網の知識を深め、3回目の研修はラニョンで電話用のデジタル交換について研究しました。

 1976年から1996年まで、フランスと共同でパケット網の標準化を担う作業部会の報告者、次いで副議長を務めました。1994年から1999年までNTTヨーロッパの社長を務め、ヨーロッパ、日本、他のアジア諸国、そしてアメリカを結ぶIPネットワークサービス「アークスター」を提供しました。この間にパリ支店を開設し、フランステレコムとの関係の発展に尽力しました。

 2008年から2010年までNTTコミュニケーションズの監査役を務め、同社とフランステレコム傘下のオレンジ・ビジネス・サービスとの業務協力協定の締結を後押ししました。その後、ITサービスマネジメントフォーラムジャパンの理事長に就任しました。

 現在、NTTグループフランス会(GASEF)の会長も務めています。この会はフランスの諸機関や企業との関係を維持することを目的とします。GASEF会長として、情報技術に関連する問題の進展に積極的に取り組むとともに、日仏友好関係を発展、強化しています。

最終更新日 27/03/2013

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