科学探査船タラ号が日本各地に寄港 [fr]

 フランスの探査帆船タラ号は2月18日から2カ月にわたって、福岡、神戸、名古屋、横浜、東京など、日本国内9カ所に寄港します。太平洋のサンゴ礁を調査する航海の中でも、鍵となる重要な航程です。

JPEG

 タラ号は2016年5月28日、地球上で最も広大な海洋である太平洋上を10万km航行する大航海に向けて、フランス北西部ロリアン港を出帆しました。サンゴの採取と観察が7カ月にわたって船上で行われ、地球温暖化で大きな被害を受けたサンゴ礁の状態に関する憂慮すべき最初の報告がすでに行われました。

 タラ号の船上には少なくとも15カ国以上の乗組員がいます。主に船員と科学者で構成され、研究者は筑波大学、高知大学、京都大学をはじめとする複数の国際的な研究機関から参加しています。

タラ号、初の太平洋航海

 タラ号のサンゴ礁生物学者、海洋学者、プランクトンの専門家の各チームは、多数のサンゴ、サンゴ礁の魚、水、藻類の標本を求めて、太平洋を東西南北くまなく航行しています。彼らの主な目的は、サンゴ礁に関する最初の総合的な現状報告書を作成すること、サンゴ礁の生物多様性の豊かさと、現在進行中の変動に対するサンゴ礁の適応力をよりよく理解することです。

 この唯一無二の大航海によって、極めて広範な海域を調査することができます。このような研究アプローチがこれほどの規模で実現された例は過去にありません。

タラ号が神戸に寄港(2017年3月2日)

 

タラ号が福岡に到着、初の一般公開寄港(2017年2月19日)

 厳しい天候状況の中で長い日々が続いた航行を経て、フランスの科学探査スクーナー船タラ号が2月19日(日)17時15分、福岡の博多港に着岸しました。詳しくはこちら

日本国内の港湾9カ所に寄港、一般公開も

 
JPEG

 福岡(2月18-22日)、尾道(2月24-28日)、神戸(3月2-6日)、名古屋(3月8-12日)、横浜(3月14-20日)、東京(3月20-25日)、下田(3月26日)、高知(3月30日-4月1日)、沖縄(4月16-20日)に寄港した際に、さまざまなイベントが開催される予定です。

  • 全国・地方のメディアを対象とした記者会見。タラ号太平洋プロジェクトとタラ号の日本での活動を紹介します。
  • 乗組員の案内による船内一般見学会。無料(要事前登録)。スクーナー船(2本マストの帆船)、船内生活や研究活動、過去の探査航海を紹介します。事前登録はこちら
  • 学校を対象とした教育プログラム(船内見学、海洋関連の課題に対する意識向上など)
  • タラ号が2003年より行った探査航海(特に北極プロジェクトと海洋プロジェクト)と今般の太平洋プロジェクトに関する展示会
  • 一般向けの講演会や上映会

関連リンク

最終更新日 06/03/2017

このページのトップへ戻る