植物感染性線虫と感染先植物の分子機構 [fr]

 フランスのソフィア・アグロビオテック研究所のブリュノ・ファヴリ研究員と熊本大学・理学研究科の澤進一朗研究員が、在日フランス大使館が支援する日仏交流促進事業「Sakuraプログラム」の一環で行われているプロジェクトを紹介します。

 「本研究では、植物感染性線虫感染過程における、植物細胞の脱分化、多核化、再分化過程における分子機構に焦点を当て、その分子機構の全体像を明らかにし、植物遺伝子の新たな機能に関する知見を得ることを目的としています。また、目のない線虫がどのように、感染先の植物の根を認識して、根に誘引されるか、という仕組みについても解析しています。このように、線虫感染における分子基盤を明らかにし、農業分野への応用展開を目指します。」

SAKURAプログラムについて

 本プログラムは、フランス側は外務・国際開発省と国民教育・高等教育・研究省、日本側は独立行政法人日本学術振興会の支援を得て、若手研究者間の新たな協力を促進するとともに、日仏両国の研究機関・大学間で学術・技術交流を発展させることを目的とします。

最終更新日 28/12/2018

このページのトップへ戻る