危機にひんする文化遺産を保護するために国際的な取り組みを [fr]

 5人のノーベル賞受賞者が11月30日、危機にひんする文化遺産の保護に関するアブダビ国際会議のためのアピールを発表しました。

アウン・サン・スー・チー、ミャンマー連邦共和国国家顧問・外務大臣、1991年ノーベル平和賞

コフィー・アナン、元国際連合事務総長、2001年ノーベル平和賞

エレン・ジョンソン・サーリーフ、リベリア共和国大統領、2011年ノーベル平和賞

オルハン・パムク、作家、2006年ノーベル文学賞

マリオ・バルガス・リョサ、作家、2010年ノーベル文学賞

 「戦争やテロが世界の至る所で、人間の文明や我々人間社会の多様性を証言する、時には1,000年以上前の遺産も含めた文化遺産を脅威にさらしています。

 出身、信念、信仰を理由に迫害され、死か亡命のほかに選択肢がない一般市民の悲劇に加えて、我々の文化遺産である、この普遍的な公の財産の不正取引、略奪、破壊があります。

 バーミヤンやモスルをはじめ、パルミラ、トンブクトゥ、そのほかの地で作品が破壊されました。狙われたのは人類全体です。我々の歴史の足跡の一部が消されました。狂信主義は我々の将来への希望を根底から突き崩そうとしました。

 太古の表現を消失させることに対するこの執念は打破されるべきです。行動は急を要します。もはや無力な憤慨をしているときではありません。

 我々は今日、国際社会の意識を喚起する呼びかけを行います。我々は各国政府、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)、市民社会に対し、人類の文化遺産を保護するために立ち上がるよう求めます。

 なぜなら文化遺産は、大陸を越えて我々を結びつけるものだからです。文化遺産に打撃を与えることは、国際の平和と安全を重大な脅威にさらすからです。記憶がなければ、可能な共通の夢も展望もないからです。

 我々はこのような考えから、危機にひんする文化遺産に関する国際会議が12月2日にアブダビで開催されることを歓迎するとともに、すべての出席者に責任を果たすよう呼びかけます。歴史的な課題です。この課題を克服しようではありませんか」

最終更新日 02/12/2016

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