在長崎フランス名誉領事の澤山精一郎氏が国家功労勲章を受章 [fr]

 在長崎フランス名誉領事の澤山精一郎氏が11月17日、フランス大使公邸で行われた叙勲式で、ティエリー・ダナ駐日フランス大使により国家功労勲章オフィシエに叙されました。

 今般の叙勲式では、澤山氏本人の献身とともに、1世紀にわたって代々フランスと極めて緊密な関係を維持してきた澤山家の類例のない献身に敬意が表されました。

 澤山氏の曽祖父で貴族院議員の澤山精八郎氏は1929年、長崎港に寄港したフランス海軍将校を歓迎するレセプションを初めて開催しました。息子の澤山昇吉氏は1957年、初代の在長崎フランス名誉領事を務めました。この役職は1966年に弟の国治氏、1977年に甥の精次郎氏に受け継がれ、1995年に同氏の息子である精一郎氏が後任に就き、現在に至っています。

 工学部出身の企業経営者である澤山氏は、長崎で最も老舗の商社の一つに数えられる澤山商会と、複数の海運関連会社で構成される澤山グループを率いています。親仏家という家風を受け継いで、1999年から2015年まで長崎日仏協会会長を務めた後、弟に後を託すとともに、一家の伝統も引き継がれました。

 澤山氏はとりわけ九州フランスパートナーズクラブの会員として、九州地方における日仏交流の発展に積極的に貢献しています。アンスティチュ・フランセ九州は今では同クラブの支援を得て、この地方で数多くの文化活動を財政的にサポートしています。さらに澤山氏は長崎の国際墓地にあるフランス人兵士墓地や、市民団体「スーヴニール・フランセ(フランスの記憶)」によって建立された記念碑の維持管理にも配慮しています。フランス海軍艦艇の寄港にも特別な配慮をしています。その一例として、強襲揚陸艦「ディクスミュード」が2015年5月に佐世保港に寄港した際には、長崎市のフランス人兵士墓地で追悼式典が行われました。

 澤山氏は近年、長崎の教会群のユネスコ世界遺産登録の実現に向けて取り組んでいます。これらの教会は1860年代からパリ外国宣教会の宣教師によってヨーロッパの建築様式で建てられ、今日ではその大半が国宝や重要文化財に指定されています。澤山氏は郷土に残されたフランスの足跡の価値を高めるべく尽力しています。

最終更新日 25/11/2016

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