1918年11月11日休戦記念日式典、オランド大統領のインタビュー [fr]

 フランソワ・オランド大統領は11月11日、1918年11月11日休戦記念日式典の後、ジャーナリストのマリーズ・ビュルゴ氏によるインタビューに応えました。

パリ、2016年11月11日

マリーズ・ビュルゴ:こんにちは、大統領。この式典は昨年11月13日のパリ同時多発テロの1周年を2日後に控える中で行われました。我々はこの恐ろしい日々の雰囲気に再び包まれます。忘れないことは必要です。大統領は今夜、スタード・ド・フランスに行かれると思いますが。

大統領:そうです、いくつかの追悼式典があります。これらの式典は同じ性格ではありませんが、価値は同じです。忘れないこと、伝えること、行動すること。今日は11月11日、すなわち第1次世界大戦の記憶、抑え込むことができなかったナショナリズムのせいで勃発した戦争であり、我々はこの記憶を見つめなければなりません。

 しかし我々は、アメリカ人とフランス人が当時の我々の敵に打ち勝つために共に行動したことも思い出さなくてはなりません。私ならびに歴代大統領が望んだことは、11月11日が国外作戦で戦死したすべてのフランス人兵士も追悼できるようにすることです。

 ここに5つの家族がいました。これらの家族は我々の価値のため、我々の世界観のためにマリで殉死したフランス人兵士を代表して出席しました。というのも私は2013年、テロリズムが同国で封じ込められることを望んだからです。我々は伝統的な不干渉の立場を守ることもできました。フランスは過去数回介入したこともあります。しかしテロリズムに対してではなく、テロリズムが出現ところに介入したわけではありませんでした。私は2003年、介入する必要があると考えました。

 この介入以来、18人の兵士がマリで殺害されました。しかしながら我々はこの戦いに勝利し、今も我々に脅威を与えているとはいえ、テロリズムは退却しました。

 そしてテロリズムが来ました、ここまで来ました、すでに来ていたのです。11月13日の式典は、テロリズムがここパリで、サン=ドニで起こしたことを思い起こす機会となります。今夜、スタード・ド・フランスでも、死者130人と多数の負傷者のための追悼式典があります。

 なぜ我々を攻撃したいのでしょうか? なぜシリアまたはイランから指示と資金が出されたこれらの行為を行ったのでしょうか? それは我々がフランスだからであり、我々がまさにこの憎悪と不寛容との戦いを始めたからです。しかし我々は行動しなければなりません。それが我々の責任であり、私が大統領就任当初から行ってきたことです。

マリーズ・ビュルゴ:大統領、あなたはドナルド・トランプ氏がアメリカで勝利したことに懸念を抱かれているようです。あなたは昨日、ヨーロッパが洞察力と警戒心を示すように求めました。それによって何をおっしゃろうとしたのでしょうか?

大統領:我々はアメリカと長年の友情で結ばれています。今般の式典でもそのことにあらためて触れました。我々が11月13日に襲われたとき、それ以前の1月にシャルリー・エブド、イペール・カシェールで発生したテロ、そして今年7月14日のテロの際、アメリカ国民が示した連帯も忘れてはいません。アメリカ国民が2001年9月11日にアル・カーイダによって襲われたとき、我々がそうしたように、アメリカ国民はそのたびに我々の側に立ってくれました。

 我々両国民は強く結びついていますが、その一方でフランスは同盟に忠実であると同時に、自主独立の立場を守るという意思を常に持っています。

 ドナルド・トランプ氏が当選し、次期アメリカ大統領に選出されました。彼は来年1月に就任します。私の義務は、アメリカと最も良好な関係を持つことですが、それは率直さと明晰さに基づくものです。

 どのような問題についてでしょうか? 我々は問題をよく知っています。テロとの戦いに対する我々の立場はどうなるのか? 我々はヨーロッパの安全保障のために何をするのか? メルケル首相とともに解決策を見いだすようにしたウクライナに対する我々の立場はどうなるのか? シリアおよびイラクの情勢に対して何をするのか? どのように作戦を進めるのか? これらすべての問題が提起されています。

 選挙戦は候補者にとって、完全に理解される機会とは限りません。私はドナルド・トランプ次期アメリカ大統領と必ず早期に会談しますが、会談を通して、これらの立場を明らかにすると同時に、明らかにさせなければなりません。私が単独で行うのではなく、ヨーロッパ人にもこうした立場で足並みをそろえるよう要請しました。

 ほかにも問題があります。気候に関する協定やイランとの合意に関連する問題、経済問題や社会問題などです。我々は話し合わなければなりませんが、胸襟を開いて話し合うこと、仏米間の友好を念頭に置いて話し合うことが極めて重要です。

 それと同時に、あらためて申し上げますが、諸課題があり、フランスは独自に決定できますし、そうする能力があります。私は至る所に展開する我が国の武力や国防力に敬意を表する一方で―私が必要な財政手段や能力を、無制限にではないにしろ、我々の治安部隊に与えられたことは極めて重要です―我々の警察官、憲兵、軍隊のことも考えています。というのも、フランスは強くなければならないからです。それがこれらの式典のメッセージでもあります。

 第2のメッセージは、11月13日にもあらためて触れる機会がありますが、フランスは団結し、一つにまとまらなくてはなりません、とりわけ分裂してはなりません。

マリーズ・ビュルゴ:あなたが今日にもドナルド・トランプ氏と話をすると話題になっていますが。

大統領:そのとおりです。

最終更新日 14/11/2016

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