材料分野の日仏共同研究ユニットELyTMaX開設 [fr]

 極限条件下での材料挙動を研究する日仏共同研究ユニット「ELyTMaX」の開設式が10月4日、宮城県仙台市で開催されました。リヨン市のジェラール・コロン市長をはじめ、日本側とフランス側の主要関係者が出席しました。

日仏国際混成ユニットELyTMaX開設式
日仏国際混成ユニットELyTMaX開設式
© 東北大学
東北大学の里見進総長とリヨン市のジェラール・コロン市長
東北大学の里見進総長とリヨン市のジェラール・コロン市長
© 東北大学
左から東北大学の里見進総長、CNRSのエンジニア科学・システム研究所のジャン=イヴ・マルザン所長、 リヨン大学のカレド・ブアブダラ学長
左から東北大学の里見進総長、CNRSのエンジニア科学・システム研究所のジャン=イヴ・マルザン所長、
リヨン大学のカレド・ブアブダラ学長
© 東北大学

 
 フランス国立科学研究センター(CNRS)、リヨン大学、東北大学は10月4日、宮城県仙台市で国際混成ユニット(UMI)「ELyTMaX(Engineering Science Lyon – Tohoku for Materials and Systems under Extreme Conditions )」の開設式を行いました。このUMIでは「産業界で使用される材料の進化の分析」、「エネルギー変換のために利用されるマイクロシステムの研究」、「バイオメディカル分野で使用される材料の経年劣化の研究」の3つの柱に沿って、極限条件下(圧力、温度、腐食、照射など)における材料挙動の研究が進められます。

 今回のユニットは既存の国際連携研究所(LIA)「Engineering and Science Lyon-Tohoku Laboratory(ELyT Lab)」に加わるもので、これにより東北大学とリヨンの教育研究機関との30年以上にわたる科学分野の協力関係が強化されます。ELyT Labはエネルギー輸送、流体力学、熱力学、摩擦学、ナノマテリアル、ナノシステムなどの分野で、生物科学的・工学的テーマや、信頼性・耐久性に関するテーマに取り組んでいます。

 東北大学の小川和洋教授とフランス国立応用科学院リヨン校(INSA Lyon)のジャン=イヴ・カヴァイエ氏が指揮するELyTMaXは、フランス大学・研究機関共同体(COMUE)をパートナーに持つことでも、構造材料を研究対象とすることでも世界初のUMIです。日本では関東地方以外に設置された唯一のUMIで、東北大学にとっては国際共同研究の主要な枠組みであり、ヨーロッパとの協力への入り口となります。

 ELyTMaX開設式は、日仏両国の首相が2015年10月、科学技術分野の日仏間協力に枠組みを与えるために立ち上げた「日仏イノベーション年」の事業として認定されました。このイベント年の最後を飾るグランド・フォーラムが今年12月6日と7日、大阪市で開催されます。産業界や研究界から大勢の関係者が集まり、明日の社会のための環境に優しいソリューションの導入をめぐる一連のイベントや議論に参加します。

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最終更新日 25/10/2016

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