日仏シンポジウム「深層学習と人工知能」の開催報告 [fr]

 フランス大使館科学技術部は10月11日から3日間にわたり、深層学習と人工知能に関するイベントを開催しました。

 機械学習(マシンラーニング)と深層学習(ディープラーニング)における最新の進歩は、人工知能分野を一変させるとともに、未来型工場や自動運転車、自動翻訳、人と自然に会話できるインテリジェント・アシスタント、意思決定支援ツールなど、社会的影響力が大きい新しい活用事例につながる道を切り開いています。

 アメリカ、中国、日本は最近、この分野における大規模な官民投資を発表しました。

 こうした背景の下、フランス大使館科学技術部、東京大学政策ビジョン研究センター、CEA Tech(フランス原子力・代替エネルギー庁の技術研究拠点)、エルゼビア・ジャパンは10月11日から3日間にわたり、日仏シンポジウム「深層学習と人工知能」をはじめとする一連のイベントを開催しました。視察プログラムでは、文部科学省が所管する理化学研究所に新設された革新知能統合研究センター、経済産業省が所管する産業技術総合研究所が昨年設立した人工知能研究センター、東京大学政策ビジョン研究センター、日仏情報学連携研究拠点(日本の協力機関は東京大学、慶應義塾大学、国立情報学研究所、フランスの協力機関は国立科学研究センター、国立情報学自動制御研究所、ピエール・エ・マリー・キューリー大学)を訪問しました。

 10月12日に東京大学で開催されたシンポジウムでは、日本とフランスの公的研究機関や企業から、深層学習と機械学習の分野における世界トップレベルの研究者が参加しました。既存の質の高い日仏間協力と、それを強化するために好適な枠組みの存在(資金調達プログラム、日仏情報学連携研究拠点を通した研究交流の可能性)が浮き彫りになる一方、強化学習や学習データへのアクセスと有効活用の問題など、今後の協力が大いに見込める複数のテーマも浮かび上がりました。参加した研究者はこれらの有望なテーマに取り組み、協力を長期的に発展させることに強い意欲を示しました。フランス大使館はこの弾みを維持するため、新たに日仏イニシアティブを設置する予定です。

 本イベントは、フランスのマニュエル・ヴァルス首相と安倍晋三総理大臣が2015年10月5日に立ち上げた「日仏イノベーション年」の一環として開催されました。このイベント年はイノベーションの面で影響力が大きい諸テーマに特に留意しながら、官民パートナーシップを促進することを主な目的としています。

最終更新日 21/10/2016

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