ダミアン・ジャレ+名和晃平『VESSEL』 [fr]

 振付家・ダンサーのダミアン・ジャレと彫刻家の名和晃平によるパフォーマンス作品『VESSEL』が10月15日(土)、岡山県岡山市の犬島精錬所美術館で開催されます。

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 ダミアン・ジャレは世界各地を訪れ、その国の神話や土着的な信仰や儀礼などのイメージをダンスに取り入れ、肉体と精神の相克をダンスの中に映し出してきた一方、名和晃平はさまざまな素材や技法を駆使し、イメージと物質性を両立させながら、有機的な世界観を彫刻やインスタレーションで表現してきました。

 二人は本プロジェクトを通して、生と死、大地と生命の循環、その全てのバックグラウンドとなる「Vessel」(器、船)[1]を本作の基本概念と位置づけ、気体・液体・固体に至る物性の幅を有する舞台美術と、動的に「態」を変え続けるダンサーの肉体との融合に挑みます。

 頭部を見せない「ヘッドレス」という特徴的なポーズは、性別や出自に匿名性を与え、人ではない「何か」の存在を示唆します。その彫刻的な身体表現を通して描かれる世界観は、舞台という一つのジャンルを超え、今後もさまざまなフィールドでの展開が期待されます。

 今回の犬島公演では、前回の京都シアターバージョン [1]をベースにしながらも、屋外という立地や環境を生かした世界を展開します。日没とともに描き出される一夜限りの新たな『VESSEL』の魅力にぜひご期待ください。

瀬戸内国際芸術祭
会場:犬島精錬所美術館 敷地内
日時:2016年10月15日(土)17:45開場、18:00開演
ベネッセアートサイト直島

[1『VESSEL』はヴィラ九条山滞在時に進められたプロジェクト。ヴィラ九条山はアンスティチュ・フランセ日本の5つの支部の1つ で、ベタンクール・シューラー財団とアンスティチュ・フランセの支援を受けています。

最終更新日 11/10/2016

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