マリソル・トゥーレーヌ厚生大臣が来日 [fr]

 マリソル・トゥーレーヌ厚生大臣が9月8日(木)から13日(火)まで来日し、G7神戸保健大臣会合に出席しました。

 トゥーレーヌ厚生大臣が9月8日から13日まで日本を訪問しました。神戸市で開催されたG7神戸保健大臣会合に出席し、とりわけ革新的医薬品の資金調達問題を取り上げました。

 トゥーレーヌ大臣は東京で塩崎恭久厚生労働大臣と会談したほか、医療・健康業界を牽引する著名人や日本でこの業界に携わるフランス人関係者と面会しました。東京都の小池百合子知事とも会談した一方、再生医療と高齢化社会に関する日仏協力の一環として慶應義塾大学を訪れました。

G7神戸保健大臣会合(2016年9月12日)
G7神戸保健大臣会合(2016年9月12日)
© 在日フランス大使館
G7神戸保健大臣会合後の記者会見(2016年9月12日)
G7神戸保健大臣会合後の記者会見(2016年9月12日)
© 在日フランス大使館
2016年ノーベル生理学・医学賞の大村智氏と会談(2016年9月9日)
2016年ノーベル生理学・医学賞の大村智氏と会談(2016年9月9日)
© 在日フランス大使館
2016年ノーベル生理学・医学賞の大村智氏(2016年9月9日)
2016年ノーベル生理学・医学賞の大村智氏(2016年9月9日)
© 在日フランス大使館
2016年ノーベル生理学・医学賞の大村智氏と会談(2016年9月9日)
2016年ノーベル生理学・医学賞の大村智氏と会談(2016年9月9日)
© 在日フランス大使館
日本で健康・医療分野に携わるフランス人関係者と意見交換(2016年9月9日)
日本で健康・医療分野に携わるフランス人関係者と意見交換(2016年9月9日)
© 在日フランス大使館
マリソル・トゥーレーヌ厚生大臣(2016年9月9日)
マリソル・トゥーレーヌ厚生大臣(2016年9月9日)
© 在日フランス大使館
慶應義塾大学医学部とフランス国立保健医学研究機構(INSERM)との覚書署名式に出席(2016年9月9日)
慶應義塾大学医学部とフランス国立保健医学研究機構(INSERM)との覚書署名式に出席(2016年9月9日)
© 在日フランス大使館
慶應義塾大学の岡野栄之教授と筑波大学の山海嘉之教授が、日本の再生医療とロボットスーツの最新状況を紹介(2016年9月9日)
慶應義塾大学の岡野栄之教授と筑波大学の山海嘉之教授が、日本の再生医療とロボットスーツの最新状況を紹介(2016年9月9日)
© 在日フランス大使館
日本経済新聞のインタビューに応えるトゥーレーヌ厚生大臣(2016年9月9日)
日本経済新聞のインタビューに応えるトゥーレーヌ厚生大臣(2016年9月9日)
© 在日フランス大使館
塩崎恭久厚生労働大臣と会談(2016年9月9日)
塩崎恭久厚生労働大臣と会談(2016年9月9日)
© 在日フランス大使館

 

トゥーレーヌ厚生大臣がG7神戸保健大臣会合に出席(2016年9月11日、12日)

 マリソル・トゥーレーヌ厚生大臣は9月11日と12日、G7神戸保健大臣会合に出席しました。今般の主な目的は、破壊的イノベーションの価格高騰によって保健システムに課せられた諸問題をめぐり、ハイレベルの政治的議論を続けることです。

 主要国首脳は今年5月のG7伊勢志摩サミットで、フランソワ・オランド大統領の要請に基づき、イノベーションの促進、医薬品アクセス、保健システムの持続可能性を同時に成立させるという、ますます増大する課題を確認しました。各国首脳はこれらの課題について議論するよう担当閣僚に要請しました。

 すでに着手された段階は以下のとおりです。

 フランスは積極的に行動するため、経済協力開発機構(OECD)に次の事項を要請しました。

  • とりわけ革新的新薬の影響の未来予測に基づき、中期的な製薬費用の持続可能性を量的・質的に評価することを目的とした診断的調査を実施すること。この調査は複数の専門分野(腫瘍学、アルツハイマー病、糖尿病、HIV、C型肝炎)にまたがります。数カ国がこの調査に参加する意思を表明。
  • 革新的医薬品へのアクセスの持続可能性の向上に関する提案を導き出すため、ハイレベル専門家グループを設置すること。このグループは数週間以内に設置される予定。
  • とりわけ産業人、非政府組織、主要研究機関、患者団体など、利害関係者の意見を求めること。

 2017年1月17日にパリで開催されるOECD保健大臣会合で、これらの作業と政治的議論を続けます。それまでに中間報告書が作成されます。最終報告書は2017年12月に公表されます。

 トゥーレーヌ大臣はG7神戸保健大臣会合で以下の提案を行うとともに、共同記者会見でも表明しました。

  • トゥーレーヌ大臣は、G7伊勢志摩サミットにおけるオランド大統領の提唱を受けて、革新的医薬品の価格をめぐる議論が行われたことを歓迎しました。この議論によって、イノベーションの価格を制御するための行動・検討について合意を引き出すことができました。
  • トゥーレーヌ大臣はOECDがフランスの要請を受け、G7の支持を得て、情勢分析を行うとともに、2017年1月にパリで開催される次期閣僚会合で検討される諸行動を提案することを発表しました。
  • トゥーレーヌ大臣はOECDと利害関係者によって幅広い協議が行われることを指摘しました。
  • これらの作業の質と独立性を確保するため、ハイレベルグループがOECDによって設置されます。

 「革新的医薬品へのアクセスは、例外なく、すべての国にかかわる問題です。というのもすべての国が例外なく、あまりに高額なため、革新的医薬品に手が届かなくなるリスクに直面しているからです。国際社会は団結しなければなりません。それはぜひとも必要で、私はそのために全力を注ぎます。私たちの保健システムの将来は、イノベーションの資金調達の将来でもあるからです」とトゥーレーヌ大臣は述べました。

会合終了後の記者会見におけるトゥーレーヌ厚生大臣の発言(2016年9月12日)

 皆さま、

 何よりもまず、日本の塩崎厚生労働大臣に対し、この2日間の質の高い意見交換に感謝を申し上げたいと思います。フランスは公衆衛生を国際的な優先課題とする日本の不断の取り組みを喜ばしく思います。

 私は次の点を強調したいと思います。というのも、このG7におけるフランスの優先課題であるからです。それは私たちの保健システムにとって脅威である、破壊的イノベーションの価格高騰です。

 主要国首脳はフランソワ・オランド大統領の提唱を受けて、この重要な問題を私たちに託しました。イノベーションの促進、すべての人の医薬品へのアクセス、保健システムの持続可能性をいかに同時に成立させるかという問題です。

 革新的医薬品へのアクセスは、例外なく、すべての国にかかわる問題です。例外なくすべての国が、あまりに高額なために、革新的医薬品に手が届かなくなるリスクに直面しているからです。私はあらためて公式に述べたいと思います。国レベルの行動は、どれほど強力であっても十分ではありません。私たちは共同で取り組む必要があります。私は重要な指針が定められたことを喜ばしく思います。国際協力の枠組みが設置され、日程も決定されました。

 私たちはここでOECDに対し、情勢分析を行うとともに、とるべき行動を私たちに提案するよう要請しました。私たちは2017年1月にパリで開催される次のOECD閣僚会合で再び集まり、それらを検討します。私はそこでもまた、この問題をめぐって進捗が得られるものと確信しています。私たちの保健システムの将来は、イノベーションの資金調達の将来でもあるからです。

 ありがとうございました。

最終更新日 30/09/2016

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