フランスの通称名 [fr]

 フランス法においては、人は出生時に与えられた名字によって呼称され、この名字は婚姻後も変わることはありません。しかし通称名を名乗ることもできます。

 通称名の使用とは、出生時に与えられなかったもう一方の親の名字、もしくは配偶者の名字を自ら選択し使用することです。

 通称名の使用は自由、任意です。ただしその名字を通称名として使う正当性を証明できなければなりません。また、通称名をパスポートに表記させることができます。

 通称名をパスポートに表記させる場合、4通りのいずれかの形で表記できます。例えば、MARTINという名字の女性が、その人の母親の名字はDUPONTだったとします。そのMARTINがTANAKAという男性と結婚している場合、パスポート上での通称名の表記として下記の4つが主なものです。

  • « MARTIN ép. TANAKA » 配偶者の名字を通称名とする場合
  • « MARTIN usage MARTIN-TANAKA » 配偶者の名字を自分の名字とつなげて通称名とする場合
  • « MARTIN usage DUPONT » 母親の名前を通称名とする場合
  • « MARTIN usage MARTIN-DUPONT » 自分の名字MARTINと母親の名字をつなげて通称名とする場合

 いずれの場合もMARTINという戸籍上の名字(出生証書、婚姻証書、家族手帳などに記載されている)は変わりませんが、日常生活において、戸籍上の名字であるMARTINではない通称名を使用することを許可されます。

注意: ép. と usageは名字の一部ではありません。単に通称名であることを表記するための用語です。

最終更新日 30/08/2016

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