【シリア】 化学兵器使用調査メカニズムの報告書 [fr]

 ジャン=マルク・エロー外務・国際開発大臣は8月25日、シリア化学兵器使用調査メカニズムの報告書に関する声明を発表しました。

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 安全保障理事会決議2235により設置されたシリア化学兵器使用調査メカニズムは8月24日、バッシャール・アル=アサド政権が少なくとも2回、2014年4月にタルメネスで、2015年3月にサルミンで、シリア国民に化学兵器を使用したことを確認する報告書を公表しました。2015年8月のマレアにおける化学兵器攻撃は、ダーイシュ(「イスラム国」)によるものです。一方、2014年4月にカファル・ゼイタで、2015年3月にクミナス、ビンニシュで発生した3件の事象についても、メカニズムは補完的な調査を条件に、アサド政権の責任の立証に近づいています。

 安保理により創設され、任務を委ねられた国連のメカニズムは、私が敬意を表する作業によって、シリアの化学兵器攻撃に関与した当事者について、初めて明瞭に立場を表明しました。このメカニズムは死者30万人以上を出した紛争、フランスが非難し続けるこの紛争の絶対的な恐怖とともに、アサド政権がシリア国民を徹底して恐怖に陥れ、大量虐殺するときに、ダーイシュと同様の卑劣さを示し、あらゆる手段を用いていることを確認しました。シリア当局が2013年、国際社会の圧力を受けて化学兵器禁止条約に加盟し、禁止を約束した化学兵器使用は、アサド政権が悪化の一途をたどるシリア情勢で果たした非情な役割を明らかにする忌まわしい行為です。その重大性に見合った反応が必要です。従って、責任を持って行動することが安保理の義務です。フランスはすでにパートナー諸国とそれに向けて努力しています。

 さらに、シリアにおいて化学兵器使用が確認されたことで、シリアの平和への展望を開くため、ますますの努力の結集が求められます。とりわけアレッポで暴力が続くなか、真の敵対行為停止を実行すること、人道支援を必要とする民間人がそれを受けられるようにすること、国連安保理決議2254に基づく移行に向けた政治交渉の再開のための環境を醸成することは、かつてないほど喫緊の課題です。シリアには軍事的解決は一切ありません。それゆえに住民に常により一層の苦しみをもたらし、テロの温床となるにすぎない暴力のスパイラルに歯止めをかける必要があります。国際社会は今こそ落ち着きを取り戻すべきときです。フランスは決意を持ってそれに貢献します。

最終更新日 26/08/2016

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