駐日フランス大使の式辞 [fr]

 フィリップ・フォール駐日フランス大使は2009年12月11日、フランス大使館新庁舎落成式で式辞を述べました。

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フィリップ・フォール駐日フランス大使 © Ambassade de France au Japon

 ご列席の皆様、

 本日、在日フランス大使館新庁舎の落成式に皆様をお迎えすることは、私たちにとりましても格別な喜びです。

 この10月末に竣工した新しい大使館は、3つの概念に基づいています。それは洗練性、創造性、環境です。

 洗練性については、明らかだと思います。この洗練された建物は、ピエール=ミシェル・デルプシュならびにドミニック・シャヴァンヌが設計し、竹中工務店が施工しました。建築の真の成功事例といえましょう。日仏共同事業の素晴らしい成果に対し、今日ご列席の関係者の方々に改めて祝意を表します。新しい大使館は紅葉が映えるガラス張りのファサード、すらりと伸びたライン、広大な屋内空間など、極めて特徴的です。人の心に強い印象を与える建造物です。

 創造性は、実に画期的な資金計画を生み出しました。敷地の一部である旧庁舎の土地を50年間借地する代価として、日本のパートナー企業が新庁舎の建設を請け負いました。フランス政府にとって、財政負担のない事業であると同時に、民間部門とのパートナーシップの模範となりました。

 最後に環境について、この事務棟は東京で最も緑に恵まれた公共庁舎です。かつて徳川家が所有していた大使館の庭園は保護されました。車道が拡幅された大使館前もきれいになりました。とりわけ、この建物にはテクノロジーが多用されています。一例を挙げますと、外壁を大きく占めるガラスは、アルゴンガスを封入した断熱性の高い複層ガラスです。フランスを代表する世界的大手建材メーカーのサンゴバン社製です。これらにより、新庁舎は環境性能評価で最高位に格付けされました。

 洗練性、創造性、テクノロジー。日仏関係の特徴を表すために、これ以上の言葉があるでしょうか? 新庁舎の完成によって本大使館の全職員180人が初めて一つ屋根の下で活動できるようになりました。新しい事務棟は何よりもまず、150年以上の古い歴史があると同時に、常に刷新され、活力に満ちた両国関係の象徴です。フランスは日本と同様に、芸術と文化の地です。旧庁舎では新しいイベント「ノーマンズランド」展が開催されています。ぜひ足を運ばれることをお勧めします。日本と同様に経済大国のフランスは、日本にも多く進出し、対日外国投資で世界2位を占めています。

 これら信頼の言葉をもちまして、私からのご挨拶に代えさせていただきますが、最後に改めまして、MiNTAKコンソーシアムの三井物産株式会社、野村不動産株式会社、株式会社竹中工務店、ADPI、株式会社久米設計、コンサルティングを依頼した日本設計およびホワイト&ケース法律事務所など、私たちのパートナー企業各位に対し、その極めて質の高い設計、施工、助言、大使館との関係に深甚なる謝意を表します。さらに日本当局および港区住民、近隣住民の方々に対し、建設工事にご理解いただいたことに深く感謝いたします。


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最終更新日 18/10/2012

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