日仏交流150周年記念 [fr]

2008年は、日本とフランスの外交関係が樹立されて150周年を迎える記念の年です。

1858年10月9日、フランスから日本に初めて使節として派遣されたジャン・バティスト・ルイ・グロ男爵によって、日本と最初の修好通商条約が江戸で調印されました。この最初の日仏修好通商条約よりもむしろ、日仏の交流と協力の歴史が150年の節目を迎えたことに深い意義があります。この間、日本とフランスはさまざまな分野で親密な関係を築いてきました。150周年は日仏関係に新しい活力をもたらす好機です。日仏双方でイニシアチブやプロジェクトを促す、恰好の環境を生み出します。

« 政治交流 »

近年強化された日仏間の政治対話は、二国間関係をさらに深めるための確固たる基盤となります。2007年に両国で新しい首脳が誕生し、150周年は首脳外交の年となります。2008年7月に開催される北海道洞爺湖サミットを機会に、フランスの大統領や閣僚をはじめ、ハイレベルの訪問が多く予定されています。また、フランスは2008年7月から12月まで、ヨーロッパ連合の議長国を務めます。この2つの好機によって、150周年の祝賀ムードが高まるでしょう。

« 記念イベント »

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「トリスタンとイゾル デ」、パリ国立オペラ

日本とフランスの芸術文化交流は、毎年盛んに行われ、通常でも極めて充実しています。2008年はさらに特筆すべき大規模なイベントが150周年に花を添えます。7月にパリ国立オペラの初来日公演が兵庫と東京で行われるほか、10月から12月にかけてピカソ展が開かれます。5月には恒例のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭が、東京で開催されます。このほかにも、日仏の懸け橋となったフランス人のポートレートを一堂に集めて展示する「日本におけるフランス人 1000人の顔」展(9-10月、東京・日比谷公園)など、複数の特別企画が進行中です。

両国の企業や日仏産業パートナーシップの発展を図るため、経済・技術部門でもイベントが企画されています。とりわけ、日仏双方の産業クラスターの関係強化に力点が置かれます。提携関係にある両国の主要大学も、この祝賀行事に密接に参加します。

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「ファーブルにまなぶ 」

科学部門では、北九州で開催中の日仏共同企画展「ファーブルにまなぶ」が、国内を巡回した後にフランス国立自然史博物館でも開催されます。2008年末には東京大学総合研究博物館で、「日仏学術交流の夜明け」をテーマに展覧会が開かれる予定です。

« 地方間交流 »

日仏交流150周年を祝うことは唯一の目的ではありません。これを機会に両国関係の一層の拡充を図ることが重要です。日本はフランスに極めて好意的な国で、日本の方々はフランスに多方面にわたって精通されています。私たちはこうした豊かな土壌に恵まれているからこそ、現代の革新的なフランスの姿をより広く紹介する努力を怠ってはなりません。

地方レベルの協力は、両国の対話に新しい風を吹き込むと同時に、日仏交流を両国の市民が抱く日常的な関心事に近づけたり、フランス各地の魅力を紹介するために特に重要です。それゆえに、地方レベルの協力は150周年の中核を占めることになるでしょう。このために有利な条件がいくつかあります。

  • 何よりもまず、地方レベルでパートナーシップが確立され、活発な活動がすでに生み出されていることです。実際に、東京とパリ、横浜とリヨン、新潟とナント、金沢とナンシー、福岡とボルドー、仙台とレンヌといった都市間で、またローヌ=アルプ、ノール=パ=ド=カレ、ブルターニュといった地域圏との間に存在します。こうしたパートナーシップは、地方ガバナンスの経験を交換、比較することに相互利益があることを物語っています。
  • フランス東部のナンシー市では、2008年10月27日と28日、両国の地方自治体レベルの協力を話し合う会議が初めて開催されます。また、フランス西部のナント市は、日仏の大都市の自治体が参加して、両国の都市間の文化対話を推進しようと呼びかけています。このように地方自治体がイニシアチブを取る動きがすでに見られます。
  • フランスには日本全国に広がる友好ネットワークがあります。姉妹都市49都市をはじめ、フランス名誉領事7人、日仏友好協会52団体、東京以外にフランス文化施設8館、JETプログラム(外国青年招致事業)参加者19人など、こうした影響力を持つ充実したネットワークを通して、地方レベルの協力を促すことができるでしょう。

最後に、若者の交流ワーキングホリデー制度の改善、フランス人JETプログラム参加者の増員)と、フランス語の普及(大学入学試験の選択科目への採用)の2つの分野に、特に関心を向けることになるでしょう。

最終更新日 17/12/2009

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